アース通信Vol.87
2025年07月01日

こんにちは、 アース動物病院です。
じわじわ危険!初夏の犬猫の熱中症にご注意を!
気温が上がりはじめるこの季節。実は犬や猫にとって熱中症のリスクが高まる時期です。
「真夏じゃないからまだ大丈夫」と思っていませんか?
実はこの“油断"が一番危険です!
人間は暑さを感じたらクーラーを入れたり薄着になるなどできますが、動物たちはそうはいきません。
特に初夏はまだ冷房を使っていないご家庭も多く、室内が意外と高温多湿になりがちです。


夏の寄生虫をご存じですか?
気温と湿度が高くなる 7月は、寄生虫がもっとも活発になる時期です。 特にフィラリア、ノミ、マダニは犬猫だけでなく、 飼い主さんの生活にも影響を及ぼす存在です。
予防を怠ると、健康被害だけでなく、 治療費や通院の負担も大きくなってしまいます。
- フィラリア:蚊によって感染する寄生虫で、犬の心臓や肺に寄生します。 命にかかわる重篤な病気です。
- ノミ:皮膚のかゆみ、アレルギーの原因となり、大量に寄生すると貧血になることも。
- マダニ:吸血するだけでなく、人獣共通感染症(SFTSなど)を媒介することもあります。

まずは毎月の予防薬をしっかり継続することが大切です。 飲み薬・首にたらすスポットタイプ・おやつタイプなど様々な方法があります。 散歩後のブラッシングや体のチェック、室内の清潔も重要な対策になります。 気になる症状や不安がある場合は、早めに動物病院でご相談を。


問題:夏場に起こりやすい食事トラブルは?
- ごはんを食べすぎて太る
- 暑さで食欲が落ちる
- 水を飲まなくなる
正解:②
高温多湿の影響で、犬や猫も夏バテを起こし、食欲が落ちることがあります。 小さな工夫で食べやすくなります。冷やしすぎない手作り食も一案です。
夏といえば開放的なイメージがありますが、実はペットにとっ ては「環境の変化」が多く、ストレスがたまりやすい季節です。 暑さそのものだけでなく、生活リズムの変化や刺激が増えるこ とが原因になることも。

どんなことがストレスになるの?
- 散歩の時間が減る:日中の暑さで外出の時間が制限され、運動不足になりがち。
- 生活環境の変化:夏休みで家族のスケジュールが変わったり、来客や子どもが家にいる時間が長くなると、音や動きがストレスになる子も。
ストレスを減らすには室内で遊べる時間を増やしたり、静かに休める “安心スペース”を確保してあげるのが効果的です。


患者に付き添う歯科医院に勤務のワンちゃん

米ミネソタ州の歯科医院には週1回、ゴールデンドゥードルのオリーちゃんが勤務しています。そのお仕事は患者をリラックスさせる事だ そうです。 「人が大好き」というオリーちゃんは飼い主であるエイプリルさんが歯のクリーニングの為 に一緒に来たのが勤務のきっかけでした。 現在では週1回、1日に8人の患者さんに付き添っています。なんと6か月先まで予約いっぱいだそうです。
参照:https://news.livedoor.com/article/image_detail/25826831/?img_id=40704782
フェッチはネコちゃんも好きなのです!
イギリスのサセックス大学とノーサンブリア大学の研究者によると 投げられたものを取ってくる遊び(フェッチ)は、ワンちゃんだけでなく多くのネコちゃんも 好きである事がわかりました。ただそのやり方に関してはネコちゃんが決めるそうです。 多くのネコちゃんは本能的に遊ぶ事が好きであり、飼い主はこれなら楽しむ だろうと決めつける事はせず創意工夫を持って接することが良いと 研究成果としてわかっているようです。 この研究によるとフェッチが好きなネコちゃんはシャムネコが最も多く、 次いでベンガル、ラグドールの順に多いことがわかっています。

参照: https://www.bbc.com/japanese/67745878