アース通信Vol.59
2023年03月05日
こんにちは、
アース動物病院です。
三寒四温の3月。暖かな春はすぐそこ!
寒い日々が続いていた2月ですが、 暖かな春らしい風も少しずつ感じるようになりましたね。 今月末には桜が咲き、お花見のシーズンです。 わんちゃんやねこちゃんと桜の下で過ごすのもいいですね。 季節の変わり目は、人もペットも体調を崩しやすいもの。 しっかり体調管理をしましょう!
ストレスを感じる時に見られる「転位行動」
新生活の準備で何かと慌ただしい3月は、 飼い主さんの変化に敏感になっている子も多いです。 日常の些細な変化がわんちゃんやねこちゃんには 実は大きなストレスになっていることも。
ストレスを感じている時に、 不安や苛立ちを落ち着かせるためにする行動を転位行動と言います (カーミングシグナルとも言います)。 気づかずに放っておくと、様々な病気になりかねません。
転位行動とは
葛藤や欲求不満の心理を 自分の行動で落ち着かせようとする行動を『葛藤行動』と言います。 葛藤行動は、『転嫁行動』『真空行動』『転位行動』の三つに分類されます。 転嫁行動はいわゆる八つ当たりのことで、 他の犬に噛まれたあと、飼い主に噛み付くような行動のことです。 真空行動とは、有り余ったエネルギーを発散させるため、 急に走り出したり吠えて暴れたりする行動のことです。
そして、転位行動とは、ストレスに対応するため、 そのストレスとは全く別の仕草をする行動のことです。
これも転位行動!
□ 顔や目をそらす
□ あくびをする
□ 急に床の匂いを嗅ぐ
□ 口の周りや鼻をぺろぺろ舐める
□ 口をパクパクする
□ 自分の前足やお尻・尻尾などを噛む
□ 顔のまわりを掻く
□ 体をブルブルと振る
□ くしゃみをする
□ 尻尾をゆっくり振る(特にねこ)
いくつ当てはまりましたか? この行動が必ずしも転位行動というわけではなく、 眠たくないのにあくびをしたり、 痒くないのに掻く仕草をしたりすることが転位行動で、見極めが大切です。
放っておくと、精神的な病気になることもあります。 また、掻き壊して皮膚炎になったり、ストレスから下痢になったりするので、 普段からしっかり観察してあげてくださいね。
問題:フィラリアの成虫はどこに寄生するでしょうか?
- ①皮膚
- ②小腸
- ③心臓
答え:③
心臓の肺動脈と呼ばれる部分に寄生し、呼吸困難や貧血などの症状が出ます。
犬だけではなく、稀ですが猫にも寄生することがあります。
フィラリアシーズン到来です!!
蚊によって運ばれる寄生虫のフィラリア感染症。 犬糸状虫とも呼ばれ、主に犬の心臓に寄生します。
心臓でフィラリアが成虫に育つと、咳や呼吸困難などの症状が出ます。 また、フィラリア予防の前には、採血をして血液中に ミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)がいないか確認する必要があります。 感染しているにも関わらず、予防薬を投与してしまうと、 予防薬によって駆虫された虫体が血管に詰まって血栓になってしまうからです。
フィラリアの予防シーズンは、 蚊が出てくる時期である4月ごろから、12月前後までです。
月に一度予防するおやつタイプや点液タイプ、 年に1度の予防で済む注射タイプなどもあるので、お気軽にご相談ください。
30歳の御長寿!ギネスに認定!!
今年の2月2日、英ギネスワールドレコーズ社は 『存命中の世界最高齢の犬』および『史上最高齢の犬』として、 ポルトガル中部レイリアの村に住む「ボビ」を認定しました。 これまでの最高齢は、29歳5ヶ月生きたブルーイでした。 ボビは2月1日時点で30歳266日という驚きの年齢!
ボビは、「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種で、
日本ではなかなかお目にかかれません。
犬の平均寿命は、13歳前後と言われているため、
倍以上生きていることになります!
これからも家族と共に幸せに長生きして欲しいですね。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000006802.html
思わず笑ってしまうねこちゃんシリーズ!
かわいいねこちゃんの写真って癒されますよね。 可愛いだけではなく、面白いコメントでクスッと笑える写真があったら、 毎日がもっと楽しくなること間違いなし。 そんな面白い写真を投稿したり、その投稿を見たりできるアプリ 「写真で一言ボケて(bokete)」。
その中でも、お気に入りのねこちゃんのおもしろ
写真がこちら。野良猫も飼われるのに必死なんで
すね!!皆さんもぜひ、自分のお気に入りを見つ
けてみてください。。
出典:http://bokete.jp
出典:https://psnews.jp/cat/p/3858/