アース通信 Vol.35
2021年04月01日
こんにちは、
アース動物病院です。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全面解除となり、コロナのワクチン接種も始まって、 今年こそはペットとお出かけできるかなと楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
そこで注意が必要なのは、ノミやダニです。まだ気温の低い日もあるし大丈夫と思っていても、 地域によっては2月にダニに咬まれたというケースもあります。
「室内飼いだから、うちのコは大丈夫」という油断も大敵です。
ノミやダニは、人の服などに付いて家の中に入ってしまうので、室内飼いを理由に予防を怠るの
は大変危険です。
ノミやダニの怖いところは、動物だけではなく人にも致死的な害を及ぼすことがある点です。
今回はそんなノミやダニが原因となるこわい病気のうち、昨今、日本で最も警戒されているSFTSと いう病気についてご紹介します。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
SFTSとは?
マダニに吸血されることで感染する恐ろしい病気です。2009年に初めて中国で報告され、日本では 2013年に国内で初めて人の死亡例が報告されました。その後日本全国で、2020年1月までで 498名の感染届出があり、うち70名死亡と高確率で生命のリスクがあります。(一般的に 致死率は6~30%といわれています。)
マダニとは?
マダニは野外に生息する大型のダニで、屋内に生息するダニ(コナダニ類・チリダニ類など)は この疾患とは関係ありません。
潜伏期間は?
6日~2週間程度です。
症状は?
発熱、消化器症状(おう吐、下痢など)、倦怠感、リンパ節のはれ、出血症状などです。
人の対策は?
野外でマダニ等に咬まれないようにすることが大切です。草むらややぶなど、マダニが 多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出 を少なくすることが重要です。
ペットの対策は?
ペットがSFTSウイルスを持ったマダニを生活環境に持ち込み、人がマダニに咬まれて SFTSに感染する可能性があるため、ペットのマダニ予防は必須です。
ペットのマダニ予防の詳細は獣医師にご相談ください!
問題1:ワンちゃんが穴掘りをする理由ではないものはどれ?
- 土のにおいをかいで満足している
- 餌を隠している
- お金が埋まっている
問題2:何もないところを見ている猫ちゃん。何を感じ取っているの?
- おばけが見える
- 人間に聞こえない音が聞こえる
- 赤外線が見える
<答えはこちら!>
問題1:3
ワンちゃんは、掘った穴に何かを隠したり、土のにおいをかいで満足したりします。
そうでない場合はストレスがたまっている可能性もあります。
問題2:2
猫ちゃんは高音・超音波を聞き取ることができます。人間にはわかりませんが、
おそらく猫ちゃんの見つめる先に獲物か何かがいるに違いありません。
ドッグランでしてはいけないこと4選
春はドッグランの利用者が増える時期です。トラブルにならないために、ドッグランで してはいけないことを今一度確認しておきましょう。
1.最初からリードを放してしまう
ドッグランに入室してすぐ、最初からリードを放してしまうと、興奮状態の犬が走り
回って他の利用者に迷惑をかけることがあります。
2.犬を放したまま立ち去る
愛犬の安全はもちろん、他の犬や人への危害は自己責任であるため、目を離してはなりません。
3.犬がおもちゃやおやつを持って入る
他の犬と取り合いになるなど、大きなトラブルの原因につながります。
4.自分の犬がトラブルを起こしても責任放棄する
トラブルを見過ごす、相手に責任をなすりつける行為も絶対にやめましょう。言葉の話せ
ない犬が何か問題を起こした時に飼い主さんが責任を放棄することによるトラブルが
多発しているのが現状です。
上記4点に気をつけて、これからの季節、ドッグランを楽しみましょう♪
猫が緊張してしまうこと3選
1.爪切り
多くの猫ちゃんは爪切りが好きではありません。爪切りは定期的にすべき大切な
ケアなので、多くの飼い主さんがおやつでご機嫌を取ったり、睡眠中をねらったり、
爪を切るために工夫していることでしょう。
2.シャンプー
基本的に濡れることが嫌いな猫ちゃんはお風呂から逃げようとしたり、飼い主さんに
しがみついたりして、抵抗をしてくることがほとんどだと思います。シャワーの音も
怖いのかも知れません。勘の良い猫ちゃんはお風呂に連れて来られただけで緊張して
しまうようで、本当に心臓がドキドキしている子までいます。
3.掃除機
一般的には掃除機も猫ちゃんが苦手としているものの一つです。猫ちゃんたちは大きな
音を立てながら色々なものを吸い込む掃除機に警戒してドキドキしているのかも知れません。
パニックにならないように、掃除の前にぜひ別室に避難させてあげたいところです。