アース通信 Vol.13
2019年06月03日
だんだんと暖かい日が増えてきていますが、
ワンちゃん、猫ちゃんも急な温度変化によって体調を崩してしまう子もでてきます。
エアコン、除湿などをうまく利用していきましょう!
- お散歩中
ワンちゃん、猫ちゃんは心臓の位置が地面に近いため、日差しの 照り返し(放射熱)を直接受け、体が熱くなりやすくなります。 特に太ったワンちゃんは、体に熱を貯めこみやすいので熱中症になるリスクが高まります。
- お散歩中のちょっとした待ち時間
お散歩中にちょっとお買い物などをして、ワンちゃんを外で待たせ たりしていませんか?日向の気温が23度くらいでも、アスファルトなどの放射熱により地表は33度になっていたりもします。わずか 数分でも、体に熱がこもってしまい、犬にとっては大変危険です。
- 車での移動や車内でのお留守番
締め切った車内や、ちょっとだけ窓を開けた車内は高温になってしまい大変危険です。また、車で移動する際にケージに入れることもあると思いますが、エアコンをつけた車内であってもケージは温度が下がりにくいので、ケージの中で熱中症になるリスクに注意してください。
- 1.温度と湿度の管理
- 適正温度は20度前後、風通しを良くして直射日光が当たらないようにカーテンを閉めるなど工夫をしてください。
- 2.水分の補給
- いつでも新鮮なお水を用意しておいてあげましょう。
- 3.食事での栄養管理
- 効果的に栄養が補給できる食事を選んであげましょう
- 4.皮膚のケア
- 定期的にシャンプーやトリミングをおこなってください。
ペットと出かけよう!
初夏を迎え、これからの季節、ご家族でお出かけや旅行に行かれる方も多いかと思います。 日頃の忙しさから解放され、溜まったストレスを解消するためにも大切なことです。ペットたちも同行し、飼い主さんと共に心から楽しむことは絆を強くする絶好の機会となります。少子高齢化が進む中、ペットは「伴侶動物・コンパニオンアニマル」とも言われ、家族あるいはそれ以上の存在になりつつあります。旅行も一緒に行きたいというのが家族の願いでもあるようです。
ドッグツーリズムってご存知ですか。まさに犬と一緒に旅行しましょうという意味です。 街ぐるみで取り組んでいるところがあります。日本屈指のリゾート地、長野県軽井沢です。 観光協会が中心となり、2016年「軽井沢ドッグツーリズム推進プロジェクト」を開始。街の中で、犬同伴可能な店や宿泊施設をまとめたマップを作成したり、店頭に「軽井沢ピクトグラム」を貼って、ワンコ連れが困らないように街全体で工夫をしています。犬を飼われていないお客様にも配慮した施設も充実しているようです。これらを可能にするためには犬のしつけやマナーがしっかりしていなければなりません。コンパニオンアニマルと受け止められるようになり、徐々にではありますが、マナーが根付いてきています。
ペットとの旅行で重要なのが移動手段です。マイカーでの移動が多いと思いますが、そのままでは安全面や衛生面で不安があります。ある自動車メーカーでは「〇〇Dogシリーズ」という純正アクセサリーやキャンピングカーを手がけています。キャンピングカーまでは無理としても、丸ごと洗濯できて抜け毛や汚れが気にならない「ペットシートマット」や助手席にセットできる「ペットシートプラスわん」などが揃っています。カーブやブレーキした時でも安心です。旅先で便利なアイテムがペットカートです。ベビーカーの安全基準を満たしたものが販売されています。多頭飼いや高齢になったペットも快適に移動できます。空の旅はいかがでしょうか。航空機で移動する場合「ペットとおでかけサービス」があります。一部犬種を除いた犬、猫、うさぎ、ハムスターなど小動物が対象で、移動用ケージに入れてチェックイン。貨物として預け、到着空港で受け取ります。貨物室といっても温度や湿度は管理されています。また最近ではチャーター便ですが、沖縄や北海道へワンコと一緒に旅ができ、旅先でのトラブルに対応できるように獣医師も同行する「ワンワンJET」も企画されているようです。
長野県軽井沢の取り組みを書きましたが、実は北海道は本州の方から見ると羨ましいくらい素晴らしい環境です。移動するだけでもワクワクします。ペットと一緒に泊まれる宿泊施設やドッグラン、レストランも増えてきています。気持ちのいい季節、愛するペットと一緒に旅に出かけて、かけがえのない思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
アース動物病院 院長 高良 広之